平成ドラマ缶
脚本家君塚良一さんの『踊る大捜査線』を観返してみる。警察庁、警視庁、所轄、公安部、刑事部……、青島巡査部長、室井警部正、わくさん……。それぞれのキャラ像が際立っていて楽しい。会話などのシーンでも人物それぞれ特徴あるセリフをもっており、食い違いがあったりとドラマを盛上げる相乗効果を作っている。人物像を描くために生い立ちから現在、未来に渡る細部のデータを作ったのではないかと思う(勝手な想像)。そして、それぞれの心の葛藤。これがドラマを大きくおもしろくしている。『事件は会議室で起きてるんじゃない……』あの名セリフは人々の記憶に残っている。平成を代表するドラマの一つであるのは間違いない。
Comments