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ヤクザと家族

去年、映画『新聞記者』で数々の映画賞を総ナメにした藤井道人監督の最新作『ヤクザと家族』。前回同様、社会性が強いドラマで、問題点を浮き彫りにし犠牲になる者、勝ち得る者の明暗をはっきりと表現した作品。昭和では通用していたものが令和では通用しなく排除される。ヤクザの世界だけではなく、テレビ、自動車、通信手段など多くの業界で不必要となるものは続々となくなり新しいものが生まれてきた。変貌していく世の中で武士がいなくなっていったように生き残る為には柔軟に時代に合わせていかないとこの世はつらいだけだ。なんとも生きづらい世の中なのだと鑑賞後に痛感した。


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