希望の灯り
先日、渋谷のbunnkamuraシアターコクーンで希望の灯りを観賞してきました。作品の舞台は旧東ドイツのスーパーマーケット。寡黙で不器用な男であるクリスティアンが深夜の在庫管理から商品の販売の仕事をする中で風変わりな上司や菓子売り場担当の美人人妻など様々な同僚と接しながらもクリスティアンは少しずつ仕事をおぼえ人間的にも成長していく過程を描くドラマです。この映画に最初に惹かれた理由は深夜の静けさを描いているからです。静けさほど音が良く聞こえる(当たり前)足音、物を置く音、声など普段当たり前に聞こえる音に深味がついて聞こえる!。いいねこの音!音感がいいねみたいな。その他にも夜のドラマの良いところはたくさんありますがやはり孤独で社会的に目立たない人物が深夜に行動をすると更に孤独が浮き彫りになるのと同時に昼間活躍する人物がいなくなった深夜にやっとスポットライトが孤独な男にあたるというところ。映画を観ているといったいこの男は何をするのだろうみたいな興味がついてしまうのです。夜ドラマは地味役ほど面白い。